国語教育授業実践開発研究室
プロフィール
渡辺光輝 (わたなべこうき)
お茶の水女子大学附属中学校 国語科教諭
プロフィール
1999年から千葉県公立中学での勤務をスタートし、その後千葉大学教育学部附属中学校に勤務。2006年からはお茶の水女子大学附属中学校国語科教諭、司書教諭として勤務。同大学非常勤講師を併任。
表現教育、情報活用能力育成、メディアリテラシー教育、ICT活用に焦点を当てて研究・実践を進めている。教科書研究センター委員、教科書編集委員、Eテレ教育番組の委員など、ICT活用、デジタル教科書や教育メディアに関する実践研究にも積極的に取り組んでいる。
Google for Education 認定イノベーター(JPN19)
・現在所属している学会
日本国語教育学会
日本教育メディア学会
日本デジタル教科書学会
・略歴
1976年 千葉県千葉市出身
1999年 明治大学文学部文学科日本文学専攻卒業
2015年 千葉大学大学院教育学研究科教科教育科学専攻言語・社会系(藤川研究室)修了
1999年〜2009年 千葉県・千葉市公立中学校教諭
2009年〜2014年 千葉大学教育学部附属中学校教諭
2014年〜 お茶の水女子大学附属中学校教諭(国語科)
2018年〜 お茶の水女子大学非常勤講師(国語科教育法)
2018年〜 和光大学非常勤講師(学習指導と学校図書館)
2023年〜 國學院大學兼任講師(ICT教育の理論と方法)
社会貢献(委員等)
終了したもの
2018年 文部科学省 「デジタル教科書」の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン検討会議委員
2019年 文部科学省 デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関する専門的検討
継続中のもの
2018年〜 NHKEテレ「プロのプロセス」「アッ!とメディア~ @media~」番組委員
2020年〜 教科書研究センター デジタル教科書に関する調査研究委員会 国語部会委員
2021年〜 GIGA スクール時代の NHK for School 活用研究プロジェクト メンバー
・研究略歴
・2018年 読売教育賞(国語教育部門・優秀賞)を受賞した。
「ブックカフェ(読書会)をつくる~学校図書館と国語科授業の「二つの読書会」の挑戦とその課題~」(奧山文子さんとの共著)
・2018年 全国大学国語教育学会 東京ウォーターフロント大会において「 中学生はどのように一冊の本を語り合ったか -中学校国語科における読書会の授業の開発-」の口頭発表を行った。
・2017年 日本デジタル教科書学会において、「『学習者用デジタル教科書』はどのように学習者に活用されたか」のポスター発表を行った。
・2016年 全国大学国語教育学会東京大会において、「中学生はどのように質問で引き出しているか ―「引き出す質問」の授業の開発―」の口頭発表を行った。
・2015年 全国大学国語教育学会西東京大会(2015年10月24日)の自由研究発表において、「中学校国語科における編集力を高める授業の開発」の口頭発表を行った。
・2015年 ICTと電子書籍を活用した読書活動の授業を開発し、それを「宮澤賢治読書会—一人一台タブレット環境で変わる読書活動—」として雑誌「実践国語教室」に投稿した。
・2015年 千葉大学大学院教育学研究科(藤川研究室)を修了し、修士論文「中学校国語科における編集力を高める授業の開発」をまとめた。
・2014年、お茶の水女子大学附属中学校において、小説の鑑賞と創作との関連指導について単元開発および実践研究を行い、教育研究協議会において授業提案および研究発表を行った。
・2013年 戦後国語科では編集がどのように学ばれてきたか、先行実践を研究し、それを「中学校国語科における編集学習の動向と課題」として紀要論文にまとめた、
・2013年 古典作品のアンソロジー作りを取り上げた編集の授業を開発し、それを「キュレーションを生かした古典教育の可能性に関する一考察」として千葉大学教育実践開発研究誌上に紀要論文として発表した。
・2012年 詩や物語の創作学習の支援について研究し、それを「中学校における『創作』の言語活動の工夫」として千葉大学教育学部附属中学校個人研究紀要誌上に紀要論文として発表した。
・2011年 書くことの学習において、交流をどのように生かしていけばよいか、複数の文種での学習を比較する実践研究を行い、それを「『書くこと』の学習におけるのぞましい交流のあり方~交流を活かした『書くこと』学習の単元開発を通して」として千葉大学教育学部附属中学校個人研究紀要誌上に紀要論文として発表した。
・2010年 司書教諭の発令を受け、勤務校の学校図書館の再生に着手する。その経過を学校司書子安と共著で「教育課程の展開に寄与する学校図書館を目指して」として千葉大学教育学部附属中学校個人研究紀要誌上に紀要論文として発表した。
・2009~2011年度 千葉大学教育学部附属中学校における、研究主題「思考力・判断力・表現力をはぐくむ教科の指導」のもとで、国語科の研究「ことばの力を高める共創の交流」に研究代表者として参画し「書くこと」の学習指導について授業提案および研究発表を行った。
・発表論文・共著書
〇「中学校国語科における編集学習の動向と課題-「編集力」の三要素に着目して-」授業実践開発研究、査読あり、第7巻、pp51-60 2014年
〇「キュレーションを活かした古典教育の可能性に関する一考察 -単元『小林一茶企画展』の授業を通して-」千葉大学教育学部附属中学校研究紀要、査読あり、2013年
〇「中学校における『創作』の言語活動の工夫」
千葉大学教育学部附属中学校研究紀要、査読あり、2012年
〇『中学生を作文好きにする! 新レシピ60&ワークシート』
(分担執筆)、明治図書、2012年
〇「『書くこと』の学習におけるのぞましい交流のあり方~交流を活かした『書くこと』学習の単元開発を通して~」千葉大学教育学部附属中学校研究紀要、査読あり、2011年
○共著『子どもを動かす国語科授業の技術20+α』(明治図書)
○共著『作文力を鍛える新「作文ワーク」中学校編』(明治図書)
○共著『中学生を作文好きにする!新レシピ60&ワークシート』(明治図書)
学会発表
・日本国語教育学会
大学部会 「アクティブラーニングはどう学びを引き出したか」
中学校部会 「書きながら読む」
・全国大学国語教育学会
「中学校国語科における『編集力』を高める授業の開発」
「『引き出す質問』の授業の開発」
・社会貢献
〇横浜市学校図書館問題研究会講師
「学校図書館はじめの一歩」
〇千葉県教育研究会柏支会国語科教員研修会講師
「読書指導・学校図書館を活用した国語科の授業づくり」
〇習志野市国語科教員研修会講師
「授業にもっと『交流』を!」
他
・雑誌掲載(一部)
○「月刊国語教育研究」(日本国語教育学会)
○「教育科学国語教育」(明治図書)
〇「実践国語教育」(明治図書)
〇「授業力&学級経営力」(明治図書)
〇「指導と評価」(図書文化)
○「授業づくりネットワーク」〈学事出版)
○「学校図書館」(全国学校図書館協議会)
「『読書コミュニティ』としての学級づくり―中学校国語科における読書活動を通して」(2013.10)
○「月刊国語教育」(とうほう)
連載「書きながら読む」(2007.4〜7)
〇「中学校 国語教育相談室 」(光村図書)
連載「デジタル教科書奮闘記」(2016)